情報誌「選択」 (H22.6.4記) [本BOOK]
一昨日、「3万人のための情報誌」と謳う「選択」の最新号(6月号)が届いた。
雑誌「選択」は年間予約購読システムで、書店販売はしていない。購読を始めて30数年経つ。内外の政治、経済、社会、文化の激動する情勢を的確に分析し、問題点に鋭く切り込んでゆく姿勢と、テレビや新聞が報じない独自の切り口には毎号感心させられている。
最新号も内容の濃い記事が満載で、一気に主要な記事を通読した。
一昨日は鳩山首相が辞任表明をした日。鳩山政権関連記事が参院選後の政局予測も含めて4本掲載されていたが、その内容がいささかインパクトを欠いてしまうのは、やむを得ない。しかし、次の2本の記事は、一昨日までの鳩山内閣の迷走の理由が伺えて興味深かった。
政治・情報カプセルというコラム記事で、赤松農水相の外遊の真の目的は「キューバのカストロに会うこと」だった、と報じている。彼にとってカストロは憧れの存在、だそうで、報道が正しければ「口蹄疫」対策よりも「憧れの革命家との面会」を優先するような閣僚を擁する内閣にまともな仕事が出来るわけはないわけだ。
また、「官邸に巣食う『3人のA級戦犯』ー鳩山を守れない秘書官たち」という記事では、鳩山首相を補佐すべき、佐野首相秘書官、松井官房副長官、平野官房長官の3人のダメぶり、迷走ぶりを活写しているが、「一番ダメなのは彼らを任命した首相」と断じていて、痛烈だ。
「選択」誌には読者投書コーナーがあるが、今月号の I 氏からの次の投書に目を引かれた。
『貴誌は創刊号からの読者である。(中略) だが、このごろの貴誌にはスリルがない。雑誌が着いて頁を開くまでのドキドキ感が少なくなったような気がする。これは小生が老いた故かも知れぬが、雑誌もまた円熟味を増したからか。しかし昔のようにいい意味でのトゲがあってもいいのではないか。貴誌はいつまでも良質な批判者であってほしい。』
色々な見方はあるだろうが、自分は「選択」誌を、いまだに「ドキドキ・ワクワク」読ませてもらっている。
はじめまして!
ご訪問、nice!ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします(^^)v
by ギャラリエブラーヴ (2010-06-04 10:54)
こんばんは。
いつもありがとうございます。
30数年購読されているとは、感服いたします。
by YUTAじい (2010-06-05 00:30)