この国をどうする気ですか (H23.6.6記) [意見・雑感]
「この国をどうする気ですか」
今日の日経朝刊、5面の「オピニオン・核心」のタイトルです。筆者は論説委員長の芹川洋一氏。
サブタイトルは「民主党政権・失敗の本質」です。
要旨は以下の通りです。
・ 民主党という政党はこの国をどうしようとしているのだろうか。 党内でもめごとや内輪もめを繰り広げてばかりいて、とても政権政党とは思えない。
・ どうしてこうなってしまったのか。その失敗の要因は次の4つ。
① 戦略目的が定まっていない。 09年総選挙で大勝、政権樹立したことでこれまでの「戦略目的」が達成され、それ以降の「戦略目的」が定まっていない。
② 国家組織を動かす統治技術が不足している。 官僚組織を動かす知恵や、「根回し」に代表される「合意形成」手法などの組織運営の知恵に欠けている。
③ 3人のリーダー(菅、鳩山、小沢)ガ「ほとんど内ゲバ状態」である。
④ 政治指導者としての教育訓練が足りない。
・ それでは、どうしたら良いか
① 民主党がこれまでの「失敗の教訓」から学ぶこと。
② 民主党のトロイカは危ないので、新しい馬車に乗り換えること。
③ 与野党の枠組みを考えること。
政策ごとの部分連合か期間限定の大連立なのか、何か手を打つ必要がある。
・ おおもめとなった「3項目の確認事項」の第1項は「民主党を壊さないこと」とある。
是非4項目にゴシックで書き加えて欲しい。
「この国を壊さないこと」 』
全く同感ですが、最後の4項目というのは、本当ならば、一番目に謳われるべき事柄でしょう。
そもそも、「密室の約束事のメモ」で、公になるはずも無かった「3項目の確認事項」なる文書。
その中味について議論するのはナンセンスとは思いながら、①民主党を壊さない。②自民党政権に戻さない。③震災復興に責任を持つ。という確認3項目の序列からは、民主党という政党が、「政権交代=政権維持」を最優先にし、「国民の生活が第一」と謳いながら、「国民の生活は後回し」が本音の亡国政党だということが明確に伺えますね。
「この国を壊さないこと」
すべての政治家諸氏に切望してやみません。
右と左の寄せ集め政党。
しかも総理は市民活動家上がりの元学生運動家。
中枢に政党クラッシャーの小沢がいる。
こんな政党に政権を取らせてしまった国民にも
責任は多大にある。
クリーンな政治(笑)
そんなのは夢の話です。
少しぐらいブラックな部分があっても、国益を考えて
動く人間を国民は見極めなければなりません。
by non (2011-06-08 04:35)