初めて知りました（Ｈ２３．１０．１４記）

昨夕、名古屋駅前・ミッドランドスクエアーのＢ１にある、和食器や和雑貨の製造・販売をしている「箸ギャラリー　門（もん）」の前を通りました。

入り口の左手に、こんな表示が・・・・

へ～っ、「咫」（あた）なんていう単位があるんだ。初めて知りました。

自分に合うお箸の長さは「一咫半」だそうです。 

私の「一咫」は何センチメートルか、今日測ってみました。

親指と人差し指を開いた長さは１５cm。、「　１５　＋　７．５　＝　２２．５　cm　」となります。

今自分が食事で使っている、お箸。測ってみると２３センチメートルです。う～ん、ジャストフィットだな～！。

でも、咫　（あた）　って、難しい尺度呼称だな～、と思って、あらためて辞典をひいてみました。

まず小学館の「新選漢和辞典」で調べてみました。

[咫] （音訓は）　シ　（意味）①周代の長さの単位。八寸。②わずかな距離のたとえ。近い。短い。③（我が国特有の音訓は）　あた。た。手いっぱいの長さ。「八咫鏡（やたのかがみ）」

 角川書店の「角川・新字源」にはこう書いてありました。

[咫] （音訓は）　シ　（意味）①周代の長さの単位。約１８センチメートル。②みじかい。ちかい。③わずか。すくない。④すなわち（則）　（我が国特有の音訓は）　た。古代の長さの単位。親指と中指を開いた長さ。「八咫鏡（やたのかがみ）」 

「小学館・漢和辞典」には、周代の長さの単位で八寸と書いてあります。ちなみに、周代の「一寸」は２．２５　または　２．３０４　センチメートル（現在は、３．０３センチメートル）だったそうですから、２．２５で換算すると、「　８　×　２．２５　＝　１８　」　となり、「角川・新字源」と一致します。

でも、さっき測った自分の「一咫」は１５ｃｍ。人によって指の長さは長短ありますから、自分の指の長さが少し短いのかな、と思いましたが、あれっ！、よく読むと、角川・新字源には、「親指と中指を開いた長さ」って書いてあります。

「ギャラリー門」の説明は「親指と人差し指を開いた長さ」、でした。

「ギャラリー門」さんのお陰で、久しぶりに「漢和辞典」や「新字源」をひもとくことが出来て、一つ知識が増えましたが、「ギャラリー門」さん、尺度の説明が「辞典」とは違うんじゃない～？

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余談ですが、昨晩、ミッドランドスクエアーを通って、友人との飲み会に向ったのですが、ついつい飲みすぎて、昨晩は久しぶりに完全な「ブラックアウト」状態に・・・・

そのため、昨日はblog更新が出来ませんでした。でも、飲む前に撮った「ギャラリー門」の写真がピンボケというのは、如何なものでしょう・・・ね！

 

 

コメント 5

手の平の付け根から中指の指先までの長さの１．５倍が
ベストな箸の長さって聞いたことがあるんですが、
ぼくの記憶違いなのかなあ……？
by ＮＯＮＮＯＮオヤジ (2011-10-15 19:06) 

ＮＯＮＮＯＮオヤジさん　こんばんは。
根がいい加減な自分としては、どちらでもいいんです、人差し指か中指か、は。ほんのわずかの違いですものね。
とは言え、少し探究心旺盛（？）にググッてみましたら、こんな記事が見つかりました。
http://flora.karakusamon.com/syaku.html
う～ん！「ものさし」って「聖」なるものなんですね～！でも、どちらの指なのか、よくわかりませんでした。
by Mｒブラックアウト (2011-10-16 00:13) 

「あた」という単位は知りませんでした。
飲みの場あたりで、博学ネタで使ってみます（ｗ
by ガンビー (2011-10-16 11:33) 

お箸、「あた」「た」のお話、とても面白く、さっそく我が家のお箸の適正度を調べました。家族3人とも同じ長さのお箸を使っていたことに気付きました。一人は適正（？）で、あとの二人のは短すぎ、のようです。
　いま「聖なるものさし」を拝読。　「婦人之友」（羽仁もと子創刊）という雑誌では、以前から「目ばかり、手ばかり」ということが奨励されています。手の
親指と小指を目いっぱい拡げた長さ（私は20センチでした）を覚えておいて、お店でもの（鞄、布、家具など）を買うとき手ではかると、大体のサイズがわかり、重宝してきました。「目ばかり」の基準は鶏卵一個（約50グラム）で、イモ類の重さはこれでわかります。　でも、いま、私の手の親指と小指の間を測ったらなんと、19センチでした。　縮んだのですね！

by Ｓｅｅｌｅｎｆｒｉｅｄｅｎ (2011-10-17 09:59) 

あた…北斗の拳を連想してしまいました。
by トモミ (2011-10-18 09:54)