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奥越紀行⑬ー平成大野屋-(H.28.7.4記) [旅日記]

5月23日。「武家屋敷・旧内山家」を出ると、「二階蔵」という建物が。

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ここにも「清水(しょうず)」がありました。

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「水舟清水」です。かつて谷や川から取水した水を利用するための貯水槽であった「水舟」をかたどっているそうです

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続いてすぐ近くの「結楽座」という特産品販売所に。

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「二階蔵」も「結楽座」も「平成大野屋」が経営する商業施設。

「平成大野屋」は市民と行政のまちおこし情熱から誕生した株式会社で、大野市と大野市民132名が出資して設立された市民参加型の第3セクターの会社。

「大野屋」と言えば、幕末の大野藩藩主、土井利忠が財政再建を目指して創設した「藩直営の商店」が「大野屋」。

全国に37店舗を展開し、大野の産品を他地域で販売し、その地域の産品をまた別の地域で販売するといった経営方法で、着実に利益をあげ、藩の財政再建に大きく寄与しました。

さらに開店から数年後には「洋式帆船 大野丸」を完成させ、洋上交易によりさらに収益をあげました。

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この藩主を補佐し、「大野屋」の経営を担ったのが、家老「内山良休(うちやまりょうきゅう)」。

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この幕末大野藩の名藩主と名家老の開拓精神を現代にに引き継いだ「平成大野屋」。

「天空の城・大野城」で一躍脚光を浴びている大野市の更なる飛躍の「礎」となることを期待したいものです。(続く)


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