宮城まり子さん逝く(R2.3.28記) [心の安らぎ]
「宮城まり子 」さんは素晴らしい (2007.3.30記)
宮城まり子さんの「ねむの木学園」については、これまで名前だけは承知していたが、その内容はほとんど知らなかった。
日経の「私の履歴書」に触発されて、初めて「ねむの木学園」のホームページを覗いてみた。(末尾のURLをクリックしてみてください)
「学園小史」に記載された40数年に及ぶ、「宮城まり子」さんの奮闘ぶりを知り、驚嘆させられ、深く感動した。
「学園小史」は以下の文章で終わっている
「10月から実施される障害者自立支援法の法改正よる、どうやってやっていくかの書類づくり。来年のねむの木40年にそなえてなにをするか?毎日たえられないほどいそがしい。」(原文のまま)(平成18年8月記)
今朝の「私の履歴書 第29回 ( 明日 最終回 )」には、この連載を執筆している最中(3月12日、13日頃)に、学園の職員と園児が相次いでインフルエンザに罹り、隔離や消毒に追われ、タミフル使用の是非の判断に迫られ、自分が罹ると連載が(中断したら)大変と、あちこちに気配りするなどで、「からだに風はしみました」と記されている。
1927年生まれの彼女は、今年80歳!
偉い人がいるんだなぁ!
「宮城まり子」さんって本当に素晴らしい!
まり子とこども あじさいの中のふたり
とみやま しょうご むらまつ きよみ
続・宮城まり子さんは素晴らしい(2007.3.31記)
宮城まり子さんの「私の履歴書」も今日が最終回。
森ビル社長の森稔さんが園児の素晴らしい作品を見て、まり子さんに、
< 「絵を描いて持ってくるだろう。その時何て言うの?『上手(うま)いね』とか『ここがいい』とか言うの」と質問されました。
「言いません。『これ上手に描けた』って言ったら、子どもはその場所で終わるような気がしますから」
「何て言うの?」
「私は『あーうれしいわ』って言います」
「あーうれしい、か」
「はい。子どもは人を喜ばせたと幸せに思ってくれます」
「うーん、うれしいわ、ね」
「はい、うれしーわ」
「うれしーわ」
「森さんが『うれしーわ』ではおかしいから、『うれしーな』がいいです」 >
森さんはまり子さんをエレベータまで送りながら、「うれしーよ」とつぶやいておられた、とのこと。
彼女の園児に対する、そして人間に対する、限りないやさしさ、と深い愛情が強く伝わって来て、私も思わず「うれしーな」とつぶやいていました。
そして「たくさんの人にうれしい花びらを撒き散らし」「優しさや文化を次の世代のみんなのために撒きたいと思います」と語り、最後に「学校を出て、履歴書を書いて、面接してお勤めでしょ。私そんなつもりで(この連載)を書いたのよ」と言って、「さあ、四月から私は新入社員。一生懸命努力します。」とこれからの決意を語って筆が擱かれていました。
今月一ヶ月の間、たくさんの「優しさ」や「思いやり」を、そして大きな「感動」を毎朝彼女からもらってきました。
ありがとう!
宮城まり子さんは、本当に素晴らしい!!
やさしいとき なかだよしえ
春を待つ花 やまむらあい
おさんぽへ やましたゆみこ
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宮城まり子さん、安らかにお眠りください。合掌。
素晴らしい方ですね。
「うれしいなあ。」
アイメッセージですね。
子どもの作品を見たときに言います。
by ハマコウ (2020-04-01 18:48)