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ゲゲゲの・・・③ー映画ー(H23.1.20記) [映画]

昨年12月初旬、名古屋に出た折に時間があったので、映画「ゲゲゲの女房」を見ました。

映画「ゲゲゲの女房」は、NHKTVドラマのサクセスストーリー&ホームドラマというイメージとは全く異なる作品に仕上がっており、テンポは非常に緩やかで、ストーリー展開も少々起伏に乏しく、主人公夫妻の馴れ初めから極貧の新婚生活のなかで、二人が夫婦としての人間関係を紡ぎ上げてゆく過程が淡々と描かれてゆきます。

NHKのドラマで自分が見ることのなかった、原作本の前半部分のエピソードが展開されてゆき、これから二人の苦労が報われることになりそうなところで、明るい未来を暗示しながら映画は終わります。

サクセスストーリーのイメージで見始めましたので、映画が終わった時は、なんとなくあっけない感じがしましたが、お見合い後5日目に挙式をした、お互いに相手をよく知らない2人が、生活を共にし、苦楽を共にする中で「夫婦」としての関係性を築いてゆく姿をじっくりと描き出すことで、普遍的な「夫婦」のあるべき形が浮かび上がってきて、心を暖かく包んでくれることに気がつきました。

映画挙式シーン.jpg映画ローソクシーン.jpg映画ツーショット.jpg 

また、TVドラマではあまり表に出てきませんでしたが、水木しげるの多彩な「妖怪」達が、実写とアニメーションでふんだんに、そしてとてもリアルに画面に登場してきて、水木しげる作品の独特の世界が展開されていたり、TVでは表現しきれなかった昭和30年代の時代風景も非常に丁寧に再現されていて強く郷愁を誘われるなど、映画作品として見ごたえのあるものでした。

映画では、ヒロイン役は吹石一恵、しげる役は宮藤官九郎。作品の最後に笑みは見せたものの、難しく硬い表情に終始した吹石一恵の演技(赤貧時代ですから余り笑えませんよね)や、本人にそっくりという宮藤官九郎の好演も大変魅力に溢れていました。

とても楽しく、心温まる映画でした。(続く)

ご覧でない方は、映画「ゲゲゲの女房」予告編をどうぞ。

 


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コメント 2

tsun

テレビの方も見ていませんでした。
予告編を見ると、どんな映画も見たくなってきますよね。
by tsun (2011-01-21 13:42) 

newbau

面白そうですね~^^
すご~く観たくなりました~!

by newbau (2011-01-21 15:36) 

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