ゲゲゲの・・・⑤(終)ー(続)ゲゲゲとガロー(H.23.1.22記) [本BOOK]
「ガロ」をのぞいていましたら、1968年6月号の「鬼太郎夜話ー第13回ー」の末尾、左下部にこんなものが・・・。
そう、水木プロのアシスタント募集広告です。
1965年に講談社「少年マガジン」に「テレビくん」でメジャーデビューしてから、「水木も家族も人生一変」(原作本より)して、水木しげるは売れっ子になり、こんなところに広告を出して、アシスタントを募集していたんですね。
「二 すぐやめる人はキライ」だとか「三 日曜は休み 徹夜の時はあくる日休み」とか「七 絵は下手でもよい ・・・しかし上手な人はなおさらよい」なんて、いかにも、変わった人(原作本より)・水木しげる、らしくて笑っちゃいました。
それと、この「ガロ 6月号」の表紙のカットですが、もちろん「カムイ伝ー41話ー」の登場人物なのですが、水木しげるもこの頃、売れっ子になって人生が一変し、「妖怪いそがし」にとりつかれて、こんな風に頭をかきむしっていたかもしれませんね。
そういえば、この「ガロ・68年6月号」には「鬼太郎夜話⑬」とは別に水木しげるの2ページの作品が掲載されていました。題して「妖怪マスコミ」。
水木しげるは、マスコミに養分を吸い取られてくたくたにならず、、逆にマスコミから養分を吸い取った奇怪な漫画家の一人だったのでしょうが、「あなおそろし」き妖怪マスコミに吸い込まれて、頭をかきむしっていたことを、この漫画は物語っている様な気がします。
いずれにせよ、「ゲゲゲの女房」のおかげで、押入れで眠っていた「ガロ」が目を覚まし、当分の間は「ガロ愛読時代」にタイムスリップしそうです。(終り)
ところで余談です。水木プロのアシスタントといえば、TVドラマで「菅ちゃん」と呼ばれていた最古参のアシスタント君。演じていたのは、若手俳優の柄本佑(えもと たすく)。
実は、映画「ゲゲゲの女房」を見ていましたら、大手出版社の漫画編集者役で出てきましたので、あれっ、と思い、帰って調べて柄本佑と知りました。まだ24歳ですが、主演映画も何本かあって、若手のホープのようです。ちなみに、彼は俳優柄本明の長男だそうで、蛙の子は蛙、ですか。
一大ブームを起こしたドラマ「ゲゲゲの女房」のTV版と映画版双方に出演した柄本佑。将来が大いに期待出来そうです。
明日から旅行その他野暮用のため、4~5日ほどblogはお休みします。
妖怪マスコミ、良いですね。
水木しげる氏の当時の心境をそのまま描いたのでしょうか・・興味深いです。
by さる1号 (2011-01-24 12:29)
すごい本があるのですね。
ぜひ読みたいです。
募集条件もテキトーなんですね
ゲゲゲの女房の面白かったですね
やはりお父さんに似ていますね。
by ふら (2011-01-24 21:09)
すごい!貴重な資料ですね!
読んでみたいと私も思いました。
柄本明さんの息子さんなんですね。
そう言われると、似てらっしゃいますね^^
by newbau (2011-01-25 14:04)
さる1号 さん
ふら さん
newbau さん
nice!&CMT 有難うございました。
だんだん手放すのが惜しくなってきました・・・・・(苦笑)
by Mrブラックアウト (2011-01-27 18:45)