奥越紀行⑭ー朝倉義景墓所ー(H.28.7.5記) [旅日記]
5月23日。「大野市」観光もいよいよ最終コース。住宅地の中にある「朝倉義景墓所」です。
杉木立に囲まれた、高さ1.5mの五輪塔が朝倉義景のお墓です。
戦国時代に一乗谷城を中心に越前国を支配した戦国大名朝倉家の5代当主である朝倉義景は、1573(天正元)年信長の攻撃を受け一乗谷から大野に逃れ、一族の朝倉景鏡にそむかれて自刃しました。
この墓所は、義景が自刃した六坊賢松寺のあったところといわれています。
福井市城戸ノ内町には戦国時代に栄華を極めた朝倉家の一乗谷遺跡がありますが、 一乗谷の朝倉遺跡は、平成25年3月に今回の幹事であるM君にご案内をいただきました。(3年前のマイblogをココポチでどうぞご覧下さい)
墓所に隣接して「義景公園」があります。
門をくぐって進みますと「義景庵」が。
「義景庵」の左手に「水琴窟」がありました。
近寄って耳を澄ませると、「琴の音色」に似た水の滴り落ちる際の妙なる音が聴こえました。
「水琴窟」とは・・・
WEBを検索しましたら、こんな動画が見つかりました。(動画が始まってすぐ、水琴窟の妙なる音色が聞くえてきます)
墓所のすぐ前には「義景清水」と呼ばれる湧水池がありました。
池に近づいて、湧水源付近をよく見ると「イトヨ」が沢山泳いでいるのが見えました。
「イトヨ」は国の天然記念物。平成17年には大野市の「市の魚」に指定されたとのこと。
「義景清水」で貴重な天然記念物を眺めることが出来てラッキーでした。
「朝倉義景墓所」を最後に、大野市観光を終えて、勝山経由で福井駅に戻りました。(続く)