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ゲゲゲの・・・②ーTVドラマー(H23.1.19記) [本BOOK]

昨年、大ヒットした、NHK・TV・朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」。

一昨日アップした、漫画家水木しげるの妻・武良布枝著『ゲゲゲの女房』を原案としたテレビドラマで、昨年3月から9月まで26週にわたり放送されました。

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自分は、主人公(水木しげるーゲゲゲ)が漫画家としてようやく世に認められ始める頃からこのドラマを見はじめましたので、売れない漫画家のサクセスストーリーという観点がら毎朝楽しみに観ていました。

途中から見始めたわけですから、主人公夫妻の馴れ初めや漫画家として芽が出るまでの貧乏時代の話は知らないまま、TV放映は終了しました。

ストーリーの面白さに加えて、ヒロイン役の松下奈緒と、その夫役の向井理がなかなか魅力的で、テーマソングも大変印象的な、素晴らしいドラマでしたが、昭和30年~40年代を振り返るノスタルジードラマという側面もヒットした要因なのでしょう。

 

水木しげる、といえば「ゲゲゲの鬼太郎」。

「♪ ゲッ ゲッ ゲ ゲ ゲ の ゲ~ッ ♪」というイントロで始まる、TV・ゲゲゲの鬼太郎 のオープニングソングだけは、今でもすぐに口ずさめます。懐かしいですね~。

 

 NHK 「ゲゲゲの女房」の主題歌、「ありがとう」。YouTubeで探してみました。いきものががりの本人歌唱ではないように思えるのですが、なかなか聴かせます。歌詞が全篇挿入されているのがグーですネ。

この曲が今年のセンバツ高校野球の入場行進曲に採用された、とのこと。「ゲゲゲの・・・」ブームはまだ続いています。(続く)

 


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ゲゲゲの・・・①ー原作本ー(H23.1.17記) [本BOOK]

先週末、昨年の流行語大賞となった「ゲゲゲの・・・」の原作本「ゲゲゲの女房」を読みました。

副題は「人生は・・・・終わりよければ、すべてよし!!」です。

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漫画家・水木しげる夫人の武良布枝さんの自叙伝。、昨年NHKの朝の同名の連ドラの原案となったもので、50万部を越すベストセラーなのだそうです。(実業の日本社刊)

口述文のような心優しい文体で淡々と語られる水木夫妻の家族の物語は、水木しげるの特異なキャラクターもさることながら、なかなか波乱万丈で面白く、一気に読み終えました。

実は、大評判になったNHKのTVドラマは7月下旬ころ、ドラマが半ば過ぎたころから最終回まで見ましたし、映画も12月初めに見ていましたので、原作本の内容は大体は知っていたわけですが、あらためて原作本を読んでみると、著者の包容力豊かな暖かい人間性や逆境に負けない芯の強さが平易な文体から自然に伝わってきて、TVドラマや映画とは別の、作り物ではない感動を受けました。

この本の末尾の「あとがきにかえて」のなかで、著者は次のように語っています。

『水木は強烈な個性を持った人で、独自の生き様を貫いてきましたが、それとは全く対照的に、私は古い日本の生き方を、そのままとおしてきたように思います。

現代の女性には理解できないかもしれませんね。「すべてを受け入れる」だけの人生でした。あの洗うがごとき赤貧の日々も、たしかに辛かったけれど、私は不幸ではありませんでした。もちろん惨めだったこと、寂しかったこと、いまも納得できない理不尽なことが、数え上げればキリがないほどにあります。でも、「終わりよければ、すべてよし」なのです。』

『 どんな生き方を選んだとしても、最初から最後まで順風満帆の人生なんてあり得ないのではないでしょうか。人生は入り口で決まるのではなく、選んだ道で「どう生きてゆくか」なんだろうと、わたしは思います。』

この著者の素朴で実直な生き方が、この本がベストセラーになり、TVドラマ化、映画化されて「ゲゲゲの・・・」ブームを巻き起こした大きな要因のひとつなのでしょう。(続く)


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図書館って素晴らしい!②(終)(H22.12.10記) [本BOOK]

先月から利用を始めたK市立図書館のネットサービスの感想です。

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まずはビックリしたこと。

1.市立図書館の全蔵書が、自宅のパソコンから検索、予約が出来ること。(超便利!)

2.予約しておけば、図書館で貸し出し準備が出来るとメールで教えてくれること。(超便利!)

3.貸し出し回数の多い図書や予約件数の多い図書のベスト50が一覧出来ること。(興味津々!)

4.図書の授受が自宅の近辺で出来ること。(これは個人的利点ですが・・・)

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ネットの時代ですから、当たり前といえば当たり前ですが、かなり長い間、図書館なる公共施設を利用してきませんでしたので、久しぶりに利用してみて、その便利さに本当にビックリしました。

それと同時に、自宅のPCで図書館の蔵書一覧がジャンル別、作家別に閲覧出来る、ということは、単に検索の利便性が向上するだけでなく、知的好奇心が大いに刺激されることに気がつきました。書店や、図書館で書架に並ぶ本を眺める楽しみの何倍も楽しめそうです。

加えて、新着図書(おおむね新刊図書ですよね)の一覧を眺めていますと、最近の新刊事情が書店に出向かなくてもいながらにして概観できますし、ベストリーダー(よく読まれている本)やベストリクエスト(よく予約されている本)の一覧を眺めますと、人気作家や、人気のある本の傾向がわかって、なかなか面白く、自然に購読意欲が湧いてきます。

昨晩かねてから関心の深かった作家の作品リストをネットで検索してみましたら、合計59点もの蔵書がありました。そのうちこれまで読んだ本は6点。残りの53点のうち10点は機会があれば読みたいと思っていましたので、早速どの本からにするか思案しています。当面はこの作家の作品がネット利用の中心になるでしょう。

おかげで、少し遠ざかり気味だった「読書」が急速に身近に戻ってきたようです。

ちなみに、昨日は返却期限だった1冊を返却。今日は予約中であった2冊が用意出来たとのメールを受け、先程借り出してきました。明後日が返却期限の1冊は今日と明日で読了しないといけませんが、少々しんどいかも・・・。人気作品なので予約がまだ沢山入っていて、延長が出来ません。再度予約しないといけないかな・・・

いや~っ!図書館の公共サービスって、本当に素晴らしいものですね~!(終)

 


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図書館って素晴らしい!①(H22.12.9記) [本BOOK]

以前、隣市の図書館のお話をしました。先月、剪定実習で市民公園へ行った際に、実習終了後に公園内の我がK市立中央図書館に立ち寄ってみました。

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K市立中央図書館はK市市民公園の中にあり、我が家から車で30分くらいかかります。隣市の I市立図書館は車で15分ですから、距離的な面でこれまでは隣市を利用してきました。

K市立中央図書館でいろいろとお話を聞きましたら、なんと、我が家から車で5分の場所にある「森の図書館」という児童向けの図書館でも、一般の本の受け渡しが出来るとのこと。そして、K市の図書館は中央図書館と森の図書館の外に2館、合計4館あって、夫々の所蔵図書はインターネットで検索が出来、在庫の有無や購読予約もネットで可能。予約した図書が閲覧可能となればメールで連絡がもらえて、受け取り場所も指定できる、ということが判明しました。(自分ではこれまで情報通だと自認してきましたが、全くの情報音痴でした・・・)

これは便利だな~!と感心しながら、早速以前から読みたかった3冊の本を検索してみると、隣市図書館には在庫の無かった2冊の本が所蔵されており、内1冊はすぐに貸し出し可、1冊は順番待ち1週間、そしてもう1冊は1~2ヶ月の順番待ちでした。

そこで、早速利用カードを作り、在庫のあった1冊を借り出しました。順番待ちの2冊は夫々予約を入れ、我が家から5分の「森の図書館」で受け取ることにしました。

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後日、メールが届き、順番待ち1週間の本が返却され貸し出し可能になったので「森の図書館」へ受け取りにくるよう連絡があり、念願の本にめぐり合うことが出来ました。

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いや~!公立図書館のサービスって、本当に素晴らしいなぁ~!(続く)


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情報誌「選択」 (H22.6.4記) [本BOOK]

一昨日、「3万人のための情報誌」と謳う「選択」の最新号(6月号)が届いた。

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雑誌「選択」は年間予約購読システムで、書店販売はしていない。購読を始めて30数年経つ。内外の政治、経済、社会、文化の激動する情勢を的確に分析し、問題点に鋭く切り込んでゆく姿勢と、テレビや新聞が報じない独自の切り口には毎号感心させられている。

最新号も内容の濃い記事が満載で、一気に主要な記事を通読した。

一昨日は鳩山首相が辞任表明をした日。鳩山政権関連記事が参院選後の政局予測も含めて4本掲載されていたが、その内容がいささかインパクトを欠いてしまうのは、やむを得ない。しかし、次の2本の記事は、一昨日までの鳩山内閣の迷走の理由が伺えて興味深かった。

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政治・情報カプセルというコラム記事で、赤松農水相の外遊の真の目的は「キューバのカストロに会うこと」だった、と報じている。彼にとってカストロは憧れの存在、だそうで、報道が正しければ「口蹄疫」対策よりも「憧れの革命家との面会」を優先するような閣僚を擁する内閣にまともな仕事が出来るわけはないわけだ。

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また、「官邸に巣食う『3人のA級戦犯』ー鳩山を守れない秘書官たち」という記事では、鳩山首相を補佐すべき、佐野首相秘書官、松井官房副長官、平野官房長官の3人のダメぶり、迷走ぶりを活写しているが、「一番ダメなのは彼らを任命した首相」と断じていて、痛烈だ。

「選択」誌には読者投書コーナーがあるが、今月号の I 氏からの次の投書に目を引かれた。

『貴誌は創刊号からの読者である。(中略) だが、このごろの貴誌にはスリルがない。雑誌が着いて頁を開くまでのドキドキ感が少なくなったような気がする。これは小生が老いた故かも知れぬが、雑誌もまた円熟味を増したからか。しかし昔のようにいい意味でのトゲがあってもいいのではないか。貴誌はいつまでも良質な批判者であってほしい。』

色々な見方はあるだろうが、自分は「選択」誌を、いまだに「ドキドキ・ワクワク」読ませてもらっている。


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