石破茂 (H23.3.22記) [意見・雑感]
自由民主党・政調会長の石破茂。少しこわもての保守政治家で防衛、国家安全保障に精通した政治家くらいの認識でしたが、昨年来の、国会の論戦をTVで見ながら政治家・石破茂に大いに興味を持ちました。
昨日覗いた3月21日の彼のblogです。ココをポチッとして覗いて見てください。18日の記事に対して投稿されたコメントが500弱あり、かなり読みましたがなかなか読みごたえがありました。
これまで政治家なる存在に、あまり大きな期待をしてきませんでしたが、なんとなく期待しうる政治家なのかなぁ~、という感じを受けています。
中国人民解放軍の被災救助派遣の話、なんて、この石破blogではじめて知りました。釣られクマさんがいらっしゃったら、多分もっと早く教えていただけたんでしょうが、それはともかく、マスコミでは一切報道されない、自由民主党の今回の大震災に対する活動状況の一端がよくわかりました。
そして、今日覗いた同blogから、初めて自由民主党のHPを覗いてみました。
今日夕方、自由民主党の大島理森副総裁と石破茂政務調査会長が、首相官邸を訪れ、仙谷内閣官房副長官に対し、東日本巨大地震の被災地対応として、緊急に取り組む事項9項目を申し入れたようです。そして申し入れ終了後、党本部・平河クラブ会見場で行なわれた石破茂政務調査会長の記者会見の模様が動画で配信されていました。
今回のような大震災に際して、、本来なら「政府」からこのような総合的な緊急対策の表明がなされるべきでしょう。
発生から10日以上も経過しているのに私達は、枝野官房長官の「原発事故状況報告」と菅総理の「抽象的頑張れ訓示」しか聞かされていないように感じます。
今日のNHKの報道で、震災発生後速やかに、山形空港を拠点にして米国空軍が物資援助を行っていることを初めて知りました。自衛隊の活動についてもマスコミの報道は抑え気味のような印象を受けます。
今日は、情報源としての、「石破blog」と「自由民主党HP」をあらためて再認識しました。
「バスの規制緩和」再び (H22.10.7記) [意見・雑感]
3年前、バスの規制緩和について当ブログで種々ご紹介しました。
あずみの観光バス・事故事案② (07年4月17日記)
2007年2月に起きた、「あずみ野観光バスの交通事故」。
2000年2月にバス事業の規制緩和が行われ、貸切バス事業への新規参入が急増。バス業界は激しい競争の時代に突入しましたが、競争激化の中で、新規参入業者が得意先(旅行代理店他)の厳しい価格値下げ要請を断れない事情などにより、道路運送法や労働基準法などの諸法令を遵守出来ずに起きた、ゾットするような大事故でした。
人命を預かるバス事業者が最低限守るべき「安全基準」を必ず守るよう、国土交通省は、この事故を大きな反省材料にして、バス事業者を厳しく指導、監理してゆきたい、と言っていました。
「週刊 東洋経済」の去る7月17日号に「バス 大異変」という特集記事が掲載されていました。
表紙 目次
「知られざる公共交通の実像」という副題の「特集記事」は、バスとタクシー、客船の3事業分野の実態と問題点を論じた力作で、そのうちバス事業については、実に40ページに及んで詳細なレポートがなされていました。
そのなかで、「運転士の過酷な労働実態。ー規制緩和後に急増した貸切バス。低いハードルが安全性軽視につながっているー」という見出しの記事が目に留まりました。
小見出しには「改善されない安全対策。生き残るのは違法な業者」とあります。
この記事の末尾には、「07年の大事故後も一向に改善されないバスの安全対策。いつまた同じような事故が発生してもおかしくない状況だ。」と記され、さらに、
首都圏でバス事業を営む社長は「排ガス規制や安全性、社員の労働環境を順守している事業者が潰れてゆき、違法な業者ばかりが生き残るのはおかしい」と憤る、と記されています。
3年前と、状況は余り変わっていないみたいですね。
国土交通省には、国民の生命をもっと真剣に守って欲しいものですね。
テキジアンコウケン・再び (H.22.7.19記) [意見・雑感]
3年前、19年5月9日付の当ブログで、「仕事で成功するためのおまじない」として「テキ・ジ・アン・コウ・ケン」について書きました。
テキ 目的 をはっきりさせて ジ 事実に基づいて アン 最適案を コウ 実行して ケン 結果を検証する
このような手順で仕事に取り組めば、成功する確率は高い、ということです。
第1の手順の「目的をはっきりさせる」ということは、当たり前で簡単なように思えますが、これがなかなか難しいんですね。掲げた「目的」が、「本当」の目的なのかどうか、を良く吟味しないと、一生懸命やってもムダになってしまうことが結構あります。
「ナゼ?」「なぜ?」「何故?」「なぜ?」「ナゼ?」
「ナゼを5回繰り返せ!」が「トヨタ流・カイゼン技法の基本」だ、と以前教えられました。
中国・上海杭州旅行・旅日記の連載終了のあと、13日から15日までお墓参りで北陸に出向きましたのでblogをお休みしました。
H22.5.21の当ブログ「blogは趣味足りうるか」でblogを更新する目的について考えましたが、自分としては、これからも「blogを更新すること」そのものを目的化しないように注意して、適度の休憩をはさみながら、楽しんでblog更新を継続してゆこうと考えています。
今回のタイトルは、「テキジアンコウケン・再び」ですが、当分「・・・・・・、再び」という形で、これまで取り上げたテーマを再考してゆきたいと思います。
テキ ジ アン コウ ケン
あらためて、原点に戻って、このおまじないを唱えながら、健康で充実した日々の構築を目指したいものです。
金沢・21世紀美術館全景と高岡駅前・大伴家持像夕景です(22.7.14撮影)
イエス・バット(Yes But) (H22.6.14記) [意見・雑感]
一般的に「教育指導」の要諦のひとつは「イエス、バット」だといわれている。
「イエス、バット」の反対は 「ノット バット」
例えば、上司が部下に事務所の清掃を命じ、部下が「終わりました」と報告する。上司が点検すると、少しやり残しがあった、というような場合に・・・・・・・
「 なんじゃ~これは! ここにも、あそこにもホコリが残っているじゃないか。ダメだな~ キミは! もっと注意深くやってくれよ。 すぐやって!」
これが 「 ノット バット 」
「いや~!ご苦労さん! 大変だったね~。とっても綺麗になったね。ありがとう! でもね、 ここと、あそこにホコリが少し残っているなぁ。もうチョット頑張ろうか。」
これが 「 イエス バット 」
皆さんは、教育指導、という観点から見て、どちらが効果的だと考えますか。
「イエス バット」は、「教育指導」の場のみならず、人間関係を円滑にし、お互いに気持ちよくお付き合いをするために欠かせない心構え。
理屈はわかっていても、ついつい「 ノット バット 」と言いかけてしまう、未熟な自分に、日々深く反省している。
blogは趣味たりうるか (H22.5.21記) [意見・雑感]
以前から「趣味は」と聞かれると、「読書」「音楽鑑賞」と答えてきました。
実は、二つとも決して嫌いではありませんが、「趣味」というほどの深さはない。 でも「無趣味」と書きづらくて仕方なくそう答えてきたのですが、3年前にblogを始めてから、相手によっては「趣味はblog」と答えたい誘惑にかられる事もありました。
もともと「趣味」を辞書(小学館・新選国語辞典)で引くと、
①おもしろみ。 おもむき。「--のある庭」 ②うつくしさ・おもしろみなどを味わう力。「--のよい人」 ③なぐさみのために愛好するもの。「--は音楽です」
と書いてあります。
③の意味からいえば、「愛好」していても、「なぐさみ」のためでなければ、「趣味」とは言えない、ということになります。つまり、たとえばプロの音楽家にとって「音楽」は「仕事」であって、「趣味」とはいえないでしょう。
時々普通のサラリーマンで「趣味は仕事」という人もいますが、「仕事」は「なぐさみ」気分で出来るほど甘くはありませんし、「仕事」が大好きで、それ以外に打ち込んで愛好できるものがないので、「趣味=愛好するもの=仕事」という気持ちの表現なのでしょう。
また、「飲酒」や「コーヒー」は「愛飲家」にとっては、「なぐさみのために愛好」するものですが、お酒やコーヒーを飲む行為そのものは普通「趣味」とは言いませんね。
では、「blog」は「趣味」たりうるのでしょうか。
現在自分は「blog」を「なぐさみ」のために「愛好」しています。その限りでは「趣味」といっても間違いではないのかもしれません。
しかし、もともと「blog」って、何なのでしょう。
blog とは WEB LOG ( ウエブ ログ) を略して BLOG(ブログ) となったそうですが、それぞれの単語の意味を辞典で引くと 「WEB」には、クモの巣、「LOG」には 航海日誌 という意味がありますから、「クモの巣のように張り巡らされたインターネット上に記録されたもの」と理解していいと思います。
自分のblogもそうですが、nice! を頂いている皆さんのblogも、その内容は「日記・雑感」、「時事論評」「趣味記録」「ノウハウ公開」「自社宣伝」Ect Ect ・ ・ ・と、多岐にわたっていて、共通しているのは、不特定多数の方に閲覧されることを前提にして、ネット上に公開される「様々な自分の記録」ということですよね。
ということは、「 blog 」は、「個人記録」を公開する「手段」であって、それ自身が「目的」ではない、と考えるべきでしょう。
たとえば、「電話をかけるのが大好き」という人が時々います。(かく言う自分も、かつてはかなりの電話魔でしたが・・・) でも「自分の趣味は、電話をかけることです」と言われると、かなり(相当)違和感がありますよね。つまり、様々な事情で頻繁に他人とコンタクトしたいから、電話魔になるんであって、電話をかけること、そのことが好きで電話魔になるわけではありませんね。「電話をかけること」は手段であって「目的」ではありません。
・・・という風に考えてゆくと、結論!
自分にとって、「blog」は「趣味」たりえない、ということになりました。
やはり、「趣味は?」と聞かれたら、「読書」「音楽鑑賞」と答えるしかないな~。でも、せめてもう一つか二つくらい「これが、自分の趣味です!」といえるものを見つけたいものです。
でも、「blog」は、「なぐさみ」のために、ず~っと「愛好」してゆきますので、皆さん、引き続き「nice!」をよろしくお願いしま~す。